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NHKにも出演した【ストーブにあたるネコ「ぶさお」のお話】新!由紀江のつぶやき

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NHKにも出演した【ストーブにあたるネコ「ぶさお」のお話】新!由紀江のつぶやき

まちナビの由紀江
由紀江
まちナビの由紀江です。宮城県北の情報誌「まちナビ」で仕事をはじめたのは東日本大震災の翌年2012年。そして今年二月号から念願がかない由紀江のつぶやきページをいただきました。いつまで続くかは不明ですが、私がまちナビを企画発行することに携わった日々で経験したたくさんの出会いや思いを皆さんにご紹介するページです。時には4人の母として、働く人間として女性としての思いも綴っていきたいと思います。まちナビ読者の皆さんに、「くすっ」と笑ってもらえるそんなページにできたらいいな。
まちナビの由紀江
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さて、「由紀江のつぶやき」第一回目を飾るにふさわしい、茨城県北茨城市にお住まいの丹竜治さん(42歳)のことをおしゃべりさせてください。丹さんとの出逢いは、昨年ロードバイク初心者の私がエントリーした岩手県陸前高田市の自転車のイベント「ツールド三陸」です。大会当日の朝、土砂降りの駐車場で。 お互い半笑、今でもあの光景が目に浮かびます。 頭のてっぺんから足のつま先までずぶ濡れ状態のおしゃべり。ゴール後に名刺交換したことがきっかけで、今でも今年の自転車イベントで再会することを約束しています。
まちナビの由紀江
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偶然ですが、彼は茨城県民で、なんと石巻の専修大学で青春時代を過ごしていました。そもそも丹さんが有名になったのは、「ぶさお」という猫がストーブにあたっている姿をインスタグラムに投稿し、その姿が可愛いけどよく見ると変な顔など、じわじわ注目されていったようです。ぶさおとの出会いや生活がNHKの番組で紹介され、益々有名になっていくんですね。  はじめて「ぶさお」が丹さんの家にやってきたのは2009年ごろ。その時、飼い猫が数匹いたそうですが「ぶさお」は家に入ってきて、飼い猫たちの餌を食べ、食べ終えると、また外に出ていったそうです。変な猫ですよね。人様のお宅の猫ちゃんの餌を食べちゃうなんて。それを許す丹さんの人柄を見破っていたのかな。
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ある日「ぶさお」は人間のイタズラと思える傷をつくって、家の近くにやって来たそうです。身体に赤いスプレーが吹き付けられ、裂傷もあったそうです。丹さんが『来いよ』と言ったら、血だらけでふらふらになりながら家に入って、丹さんの膝にのったと。これまで泥棒猫のように家に入ってきて絶対に丹さんの家族には体を触らせなかったぶさおのそんな姿をみて『よし、居候としておいてあげる』と思い、そこからぶさおと丹さんの真剣なお付き合いがスタートしました。 「こいつの命の責任を俺が持とう」と思ったそうです。  なぜ、ぶさおがこんなにもたくさんの人から愛されるのか、ぶさおがストーブにあたっている姿を見た瞬間に納得しました。今のぶさおの姿を見れば、猫だって人間だって本当の愛を与えられれば、他人の心までも動かすことができるんだということ。 丹さんの愛情がぶさおをこんなふうに変えたのだろうと。
まちナビの由紀江
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丹さんは東日本大震災のときに自宅が半壊しています。それでも甚大な被害のあった宮城にボランティアとして足を運んでいました。十六年以上も前から霞ヶ浦等の湖沼で『釣り人の力で水辺を綺麗にする』というゴミ拾いの活動をしています。 その活動でも6年前に「ぶさお」の写真(通称ぶさマイド)を販売して売上の一部を水辺基盤協会(ゴミ拾い団体)に寄付したそうです。3年前からはぶさおのカレンダーを作り、その一部を同団体に寄付し、一昨年はペットの幸せを考える啓発ボランティア団体「PLUSわんにゃんProject」を作り、そこにも寄付をしています。「ぶさお」が丹さんのボランティアの顔となり、活動を広めているのです。
まちナビの由紀江
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丹さんの生き方にぶさおが大きく関わり、今の丹さんがいます。ぶさおは丹さんが救ったから今こうして生きています。ぶさおの生きたいという気持ちが、丹さんを支えることになったということです。 運命のようにお互いが引き寄せられたのでしょう。丹さんを選んだぶさおの表情に、ついつい頬がゆるみ、でもその瞳の奥にとても大きな悲しみを封じ込んでいるのかな。どちらにしても、ひとりと一匹の生き方をまちナビの読者さんに知ってほしいという気持ちで、書かせていただきました。  2月号は茨城に住むダンディな丹竜治さん、愛猫ぶさおの紹介でした。3月号もお楽しみに!
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